こんにちは、ぽてさらです。
長男に引き続き次男の軌跡を書き残します。
派手さはないものの噛めば噛むほど味のでる一品となっております。
ハマる人にはハマるかと。
それではどうぞ。
片想いの弟、でもめげない弟
次男が生まれたのは長男から約2年後。ものごころついたときからどこに行っても兄の背中を追いかける弟は、なぜか兄には疎まれていたようである。最初はよくいわれる長男の「やきもち焼き」なのかなと思っていたが、どうやら本当に付きまとわれるのが嫌だったようである。
しかし、それでもめげないのが彼のタフなところ。
兄がスポ小でドッジボールをやると言えば、彼も当然のように「俺もやる」となり、小学校の6年間はドッジボールを続けていた。
また次男を語るうえで外せないのが食べ物の偏食である。嫌いなものを残すことが許せなかった当時のぼくは彼に食べ物を残すという選択肢を与えなかった。今の時代、この考え方には賛否のあるところだが、結果的に彼の偏食は逆にひどくなってしまったように思う。今は少しずつ食べられるものも増えてきていて、親としては胸を撫で下ろしている。
迷走する次男、でも優しい次男

ところが長男がヨットに傾倒してついにスポ小から退団することになった。こっちはてっきり兄を追いかけてヨットをやるのかなと思って体験へ連れて行ったら「俺はやらない」といって一切ハーバーには来ようとしなかった。
本人に理由を聞いてもはぐらかすだけではっきり答えなかったが、今になって思うと彼なりに長男に気を使ったのではないかと推測する。要するに自分が行くと兄が嫌がるだろうからやめとこうと考えたのではないだろうか。そんな「自分より他の人を思いやる優しさ」が彼には昔から備わっていたようにぼくには思えた(単に面倒なことが嫌いなのかもしれないw)。
学業は下から数えたほうが早いし、スポーツもすばしっこさはあったが得意とはいえない。ドッジボールを続けてはいたがやる気のかけらもなく、もはや惰性でしかなかった。親としては長男のように何でも良いから彼の「やりたい!」を引き出したかったので、カヌーやらラグビーやら色んなスポーツにチャレンジさせてみたが、その想いは叶わなかった。
転機となったテレビの”高校水族館部”紹介

とある週末の午後にぼくとカミさん、次男の三人でテレビを観ていたら生徒が水族館を運営している風変わりな高校が紹介されていた。
ちょうど進路に悩んでいた時期だったから軽い気持ちで「ココおまえに向いてるんじゃないの?」とそれとなく振ってみたら「いいかもね」とまんざらでもない様子だった。
というのも彼は釣りが好きだったから、学校のそばが海という環境は魅力的に写ったのかもしれない。その高校の生徒たちの目は、ぼくからみても輝いてみえたし、寮で親元を離れて共同生活を送る彼らの姿は、のびのびとたくましくもみえた(このような設備を備えた高校は全国的にみても珍しく全国から生徒が集まっているのだとか)。
ちょうど一般公開という形で学校と水族館を案内するイベントが開かれるとのことだったので、早速申し込んでみたのである。
世にも珍しい”水族館部”のある高校へ

かくしてその高校に乗り込んだぼくらは生徒たちの趣向を凝らした案内に驚かされることになる。
映画でよく観たニモ、輪くぐりするハマチ、育成が難しいとされるクラゲ、それらが水槽をところ狭しと泳ぎ回っていたのである。また水槽を案内してくれる生徒たちのひたむきに説明する姿のおぼこい(かわいい)こと!一般の水族館からすれば手作り感は否めないが、これが水族館部として成立していることが素晴らしい。
次男の目にはどう写ったか分からなかったが親としては好印象で帰路についた。それからも彼の中では、地元の友達が進学する高校との間で揺れ動いていたようだったが、「どうせなら変わったトコロの方が面白いんじゃない?」というぼくの一言で彼は素直に世にも珍しい水族館部のある高校への越境進学を決めた。
次男に吹き出した新しい風

高校に入っても相変わらず現在進行系で進路に迷う次男ではあるが、親元にいるときにはみつけることのできなかった「やりたい!」を徐々に見つけつつあるようだ。
- 😸ポケモンカードゲーム
- 👔サブカル系ファッション
- 🎣釣り
- 🐠魚の研究
上から3つまでは、ほぼ趣味の域を出ておらず笑われるかもしれないが、ぼくら夫婦にとって彼が「好き!やりたい!」を自己表現してくれだしたことは何より喜ばしいことだし、「魚の研究」にいたっては休みを惜しんで没頭しているようで、彼にもようやく風が吹きつつあるような気がしている(気のせいかもしれないがw)。
秋の体育祭にカミさんと応援にいったが次男の学年は60名(全校生徒でも160名)程度しかいないため全学年が「青龍(青組)と紅蓮(赤組)」に分かれて(この時点ですでに微笑ましい)、先生方や友人たちと全力で楽しんでいる(しかもあの引っ込み思案だった彼が自ら率先して動いている!)様子をみて「ああ、次男はこの学校にきて正解だったな」と安堵したものである。
長男のように何かこれといった成果や派手さがあるわけではない。しかしぼくは彼の優しさとか纏っている牧歌的な空気感が大好きだ。
目下の野望は、彼との釣りバトルでおやじの威厳を釣果で見せつけて凹ませてやること——
だったのだが。
先日、次男から「パパー、スマホを海に落としたー」と連絡があった。
……やっぱりコイツ、ダメかもしれない(笑)
では——
明日も風の吹くままに!


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